重み付き残差法 その6

前回に引き続き,今回は変分法 その3で扱った【最速降下曲線】を,重み付き残差法を使って計算してみます
wrm4.wxm

y : 曲線
%o1にてパッケージ"mnewton"をロードします(画面出力は省略)
%o3にてyがxに依存することを宣言します(画面出力は省略)
A = -1とした場合の支配方程式を%o4式に示します(変分法 その3を参照ください)
被積分関数Fの定義を%o5式に示します



%o6式にて,試行関数yを任意の6次関数として与えます
2点[0, 0]および[π, -2]を通る境界条件より,%o7式を得ます
この結果で書き直したyを%o8式に示します(c[1]〜c[5]は未定係数)


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R : 残差
試行関数yを使って計算したFを残差Rとして%o9式に示します
重み関数に試行関数y自身を使います(ガラーキン法)
Rを未定係数c[1]〜c[5]で偏微分したものをそれぞれw[1]〜w[5]として%o10〜%o14式に示します


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区間[0〜π]で積分した重み付き残差の停留条件を求めます(%o15〜%o19)(画面表示は省略)
上5式を非線形連立方程式としてc[1]〜c[5]について解いた数値解を%o20式に示します
(mnewtonについてはニュートン法 その4を参照ください)
上の結果よりyは%o21式となります



実際にグラフに描いて確認してみましょう('A`)
ガラーキン法で求めた数値解を青線で,変分法による解を赤線で%t22にプロットします