2022-01-01から1年間の記事一覧

FreeCADで動くPythonスクリプト その3(法線ベクトル)

今回はFreeCADで法線ベクトル(normal vector)を表示させるPythonスクリプトを説明します前提条件として FreeCAD上で定義された面(Face)を対象とします SolidやShell等を構成するFaceを選択した状態でも動作します FreeCADのv0.20でしか動作検証してませ…

FreeCADで動くPythonスクリプト その2(重心・質量中心)

今回はFreeCADで重心・質量中心を表示させるPythonスクリプトを説明します前提条件として FreeCAD上で定義された単一の形状(Shape)を対象とします "重心"はShapeが持つPropertyの"CenterOfGravity"の値を参照しています "質量中心"はSubShapes(Shapeの構…

FreeCADで動くPythonスクリプト その1(断面性能)

今回はFreeCADで断面性能を表示させるPythonスクリプトを説明しますAutoCADにはリージョンの断面性能を表示させるマスプロパティ(MASSPROP)というコマンドがあります 複雑な断面形状の図心位置や断面2次モーメント等を知りたいとき大変重宝する機能ですね …

FreeCADで4辺単純支持板の計算(固有振動数)

今回はFreeCADでモデル化した4辺単純支持板の固有値解析例を紹介します平板の形状寸法は 短辺長さa=500 mm,長辺長さb=1,000 mm,板厚h=10 mm です 材質はSS400相当としますまずは板理論を使って1次振動モードの固有振動数を計算します frequency_simply-pla…

FreeCADで片持ち梁の計算(固有振動数)

今回はFreeCADでモデル化した片持ち梁の固有値解析例を紹介します片持ち梁のモデルはFreeCADで片持ち梁の計算(静的応力解析)と全く同様ですまずは梁理論を使って1次振動モードの固有振動数を計算します frequency_cantilever3.wxm 片持ち梁の1次の固有振動…

片持ち梁の固有振動数 その2

前回に引き続き,求めた片持ち梁のたわみ関数を使って固有振動数を計算してみます Xmが変わっただけで,やってることは片持ち梁の固有振動数 その1と全く同じです 梁の長さを l,単純曲げ変形のみとし,E,A,I,γは一定としますfrequency_cantilever2.wxm y…

振動する梁のたわみ関数 その3

以前,片持ち梁の固有振動数を求める際に一次モードの梁のたわみ関数を与えましたが 簡単な調和振動関数を前提としたもので精度はそれなりでした。 今回はもう少しちゃんと計算をしたら?というお話です deflection_curve3.wxm %i1にてパッケージ"newton1"を…

FreeCADで片持ち梁の計算(静的応力解析)

今回はFreeCADでモデル化した【先端荷重を受ける片持ち梁】の静的応力解析例を紹介します片持ち梁の形状寸法は断面幅B=50 mm,断面深さD=100 mm,梁長さL=1,000 mm です 材質はSS400相当としますまずは梁理論を使って固定端の最大応力と先端のたわみを計算し…