運動方程式とラグランジアン その1
今回はラグランジアン(Lagrangian)のお話です
構造力学の問題を解くときに運動方程式を立てますが,この根拠は解析力学(analytical mechanics)によります
解析力学については触れませんのでテキストやWebを参照ください
「ランダウ=リフシッツ物理学小教程 力学・場の理論」がお勧めです(・ω・)
単振動を考えます
質点の質量をm,バネ剛性をkとします
lagrangian1.wxm
x : 位置
v : 速度(dx/dt)
%o1で,xとvが時間に依存することを宣言します(画面出力は省略)
%o2で,ラグランジアンLがxとvに依存することを宣言します(画面出力は省略)
運動エネルギーTを%o3式に示します
ポテンシャルエネルギーUを%o4式に示します
ラグランジアンLの定義を%o5式に示します
TとUに%o3, %o4式をそれぞれ代入した結果を%o6式に示します
最小作用の原理より求まるオイラー・ラグランジュ方程式を%o7式に示します
上式にLを代入した結果を%o8式に示します
vをdx/dtで書き直したものを%o9式に示します
ということで,単振動の運動方程式が得られます
力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)
- 作者: L.D.ランダウ,E.M.リフシッツ,L.D. Landau,E.M. Lifshitz,水戸巌,恒藤敏彦,廣重徹
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/03/10
- メディア: 文庫
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